2005/02/14 FinalUpdate
傘を差すのが億劫で
でも雨に打たれるには寒い冬の日
憂鬱な雨降りの日曜日には
つまらない話をしているテレビ
その奥を虚ろに見ながら
好きだった人のことを思うのだ
雨とヒーターの音が耳につく
大雑把な区別しかない冬の日
曖昧な雨降りの日曜日には
増えた熱を逃がさないように
ベッドの中から出ることをしないで
繋いだ手の感触を思い出すのだ
僕はそうして
一人の時間を過ごしていた
他の誰かと生きている間も
言い聞かせるようにして
僕は僕の想いを忘れないようにする
日に日に遠くなってしまう
限りない幸せに包まれた時間を
宝物のように磨きながら
幾度となく過ごした雨降りの日曜日
今日も凍るような冷たい窓に耳をあてる
遠くなる記憶と雨雲を捕まえて離したくない
閉じた瞳を開く頃に輝きだす世界
時が過ぎるという事実はきっと平等で残酷だ
それは優しさなのかもしれないけど
君を思い出せなくなった雨上がりの日曜日
君を忘れてしまった僕が息をしている